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2005.01.16

銀行代理店について

 15日の日経新聞によると、金融審議会は銀行の代理店が顧客に与えた損害に関して、銀行が賠償責任を負うことを求める意見が多数出たとのこと。銀行が出店費用を抑えて店舗展開を図る手段として、銀行代理店制度を実質的に機能させることは必要なことでしょう。銀行が代理店を認めて、銀行の名前で営業をする以上、銀行には使用者責任類似の責任を負担させることは当然であろうと思います。そして、損害を受けた顧客に対しては、銀行が賠償責任を負っても、銀行は代理店に求償権を持つことは妨げないはずです。

 ところで、代理店が営業を始めるにあたって、営業保証金を課すようですが、顧客の損害賠償が問題になった時に代理店の営業保証金で対応できるのでしょうか。保証金が膨大な金額では、誰も代理店になろうとせず、代理店制度が有名無実になってしまう。といって、保証金が少額で、損害賠償に対する銀行の求償権の行使が実質できないことには、銀行は代理店をそれほど展開しようという気にならない。この意味からも代理店制度の有名無実化が予想される。

 せっかく金融コングロマリット化が進んでいる今日、保険機能を使ったらどうでしょうか。代理店には保証金替りに損害賠償保険への加入を条件にしたらどうかと思うのです。年払いなら数十万、3~5年なら3~4百万円くらいの保険料にできればいいかなと思います。保証金のように最初だけ資金が必要なのに比べて、継続的な資金負担が発生しますが、代理店にもこの程度の採算性を考慮してもらっても構わないと思います。むしろスーパーやレストランなどが、客寄せにセキュリティを考えずに安易に代理店となることを牽制できます。一方、銀行側も保険の更新時期に合わせて、代理店としての適性を確認できます。それ故、顧客への損害は銀行が賠償するが、保険により求償権を行使できる。

 過疎地での需要に対応するため、信用金庫、信用組合に代理店を認めるかどうかについて、金融審議会で議論をして異論は出なかったということですが、採算が合うなら私も構わないと思います。信金、信組の顧客への損害賠償能力が問題ですが、代理店が損害賠償責任保険に加入して、顧客に迷惑がかからないようにすれば、禁止する理由はないと考えます。ただし、過疎地だからといって、安易に保険金額を引き下げるようなことをしないことが必要なのはいうまでもありません。

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