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2005.01.20

米大統領就任式 無神論者の訴え却下

 ブッシュ大統領の二期目の就任式で、牧師による祈祷などの「キリスト教的宗教行為」を排除することを求めていた訴えについて、米連邦地裁が訴えを却下したとありました。国の行事に政教分離を求めた訴訟で、日本でも古くは津市地鎮祭事件というのがあったことを思い出します。大学時代の憲法の教科書をもう一度読み返すと、この判決は地鎮祭は神道という宗教の儀式ではあるが、社会一般の慣習であって、神道を特に援助するわけでなく、また他の宗教を落としめすこともないから、地鎮祭に津市が参加してその費用を負担することは違憲ではないというものでした。

 当時は地鎮祭に参加したこともなく、よくわからないながらも頑張ってその分厚い教科書を読んでいましたが、今になってみると判決の言わんとするところが当時よりは理解できます。神道や仏教は国民に浸透していて、国民の多くが特に宗教を信じていないと感じるほど一般化しているから神道、仏教は日本では宗教ではないなどと言ったら、戦前の国家神道を作り上げた理論と変わらない。ですから、そんなことをいうつもりはありませんが、その主旨はなんとなくわかります。

 靖国問題は外圧ばかりがクローズアップされていますが、玉ぐし料でも訴訟になったように人の自然な感情を無視することが信教の自由や民主主義を守ることと勘違いしている人たちもいるように思います。個別の事情で判決はマチマチになるのでしょうが、私が思うに、神社やお寺を普通にお参りする人が日本国内で少数派になったら公式参拝も公費での玉ぐし料も違憲なのでしょうが、毎年の初詣は別にしても現状では決して少数派には見えません。

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