« 保険業界へも解禁見送り | Main | 国家資格の使い方 »

2005.02.02

国家資格「郵便士」

 「さすらいの郵便士」なんていたらカッコよさそうですね。イメージだけですが。(^^; 訴状の送達や、そんなに大げさでなくても書留便や内容証明郵便など、郵便には公的色彩のある業務はあります。だから、民営化しても郵便には政府の関与を残すわけなのでしょう。郵便士という国家資格をつくるプランがあるそうですが、それなら、ヤマトや佐川の人でも資格をとって公的な業務をさせていいことにしたらいいのではないかと思います。

 民訴法99条を見てみました。「①送達は、特別の定めがある場合を除き、郵便又は執行官によってする。 ②郵便による送達にあたっては、郵便の業務に従事する者を公務員とする。」

 執行官というのは公務員でしょうから、裁判に関する書類を郵便で届ける際は公務員が書類を届けなければならないわけですね。だから、郵便に従事する者は公務員でなければならないと読む人もいるのでしょう。でも、そんなわけはないはずです。だいいち、民事訴訟法で郵便局員の身分を決めるわけがない。郵便にはいろいろな業務があって、その中の一つに裁判にかかわる「送達」という業務がある。これを取り扱うには公務員でなければならないということでしょう。宅急便を扱っている人が、送達を扱う時には公務員として扱えばいいという事なんででしょうね。具体的には、ストライキ中でも送達業務だけは行うということでしょうか。もし、送達業務中にケガをして労災の認定が降りたら国からも何らかのお見舞いが出るようになるのかもしれません。
 
 日経新聞に出ていましたが、郵便局員のミスで差し押さえ命令の特別送達が遅れて債権の回収ができずに国家賠償を求められたことがあるそうです。公務員でもミスするわけですから、送達自体公務員がやらなければならない理由はないように思います。郵便士という資格を作るのなら、民訴法の改正も検討していいのではないかと思います。

 この話題、今日もInakkyさんとかぶってしまいました。面白い提言をされています。社労士ならではの発想なのかもしれません。

|

« 保険業界へも解禁見送り | Main | 国家資格の使い方 »

Comments

「郵便士」資格については2日の日経夕刊でも、竹中平蔵担当大臣が導入の意向を示している旨取り上げていました。現場の郵便局員の方やヤマト、佐川の声をききたいですね。
たそがれの生保マン、嘆きの社労士とならないようにガンバリます。。

Posted by: 社労士生保マンInakky | 2005.02.02 at 23:52

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/64797/2762441

Listed below are links to weblogs that reference 国家資格「郵便士」:

« 保険業界へも解禁見送り | Main | 国家資格の使い方 »