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2005.03.27

原油高騰から推測

 原油の高騰はどのくらいなのか調べてみました。とりあえず、年初と直近を比べてみます。東京のドバイ原油は年初34.25ドルでスタートして3/25に47ドルと12.75ドルの上昇。年初から37%あまりの上昇です。NYのWTIは、年初42.12ドルから3/24には54.84ドルで、12.72ドルの上昇。率にして、30%強といったところです。

 上昇率で見ますと意外にも、NYよりも東京のほうが上がっています。日本は原油のほぼ100%を輸入に頼っていて、3割程度自給しているアメリカと違うのかもしれませんが、原油の輸入量を見ると、アメリカは約5億トン、日本は約2億トン強とアメリカは日本の2倍以上の量を輸入しています。また漠然とした感覚ですが、省エネ技術もアメリカよりは日本のほうが進んでいるのだろうと思います。世界的な原油高騰は、日本においてよりもアメリカのほうが影響を受けてしかるべきと思うのです。

 恐らく、昨年の後半の原油高騰時はWTIのみでドバイ原油は上がらなかったために、今回はドバイ原油も上昇余地があると見られているようです。原油高騰の原因は、中国などの新興工業国の需要増加による需給の逼迫に投機資金が便乗して上がっていると見られています。実需の部分は原油の増産など供給を増やすか需要が減らない限り価格は下がらないでしょうが、投機の部分は投機筋が利益を上げるか他にもっと利益の上がる投資対象が出てくれば下がります。

 OPECが増産を決めても下がらなかったところから、現在の価格は実需ではないと推測していましたが、3月26日の日経の記事にもありますが、米石油メジャーは増産に慎重ということです。これは中国等の需要が増えてきても、いずれ投機資金がなくなれば現在の価格を維持できないと見ているということです。つまり、現在の価格はかなり投機資金によって吊り上げられている、いわばバブルといえそうです。

 バブルによる価格でも、バブルがはじける前なら儲けられる可能性はあります。問題はいつバブルがはじけるかということですが、それは誰にもわかりません。それよりも、このところの米株式市場の下落が、金利上昇の要因以上に下げているとすれば、原油高による要素もありそうです。原油高による下げがあれば、長期的にはアメリカ株(あるいは米国株に投資している投信)を買うタイミングを探ってみてもいいのかもしれません。
 

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