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2005.04.07

中国とバチカン市国

 ローマ法王の死去で今注目されているバチカンのニュースで、ちょっと変わったのを見つけました。「バチカン、台湾と断交」香港司教が対中交渉を示唆

 バチカンと中国は1951年に断絶していたということ自体知りませんでした。それでも共産主義と宗教は相容れないのかと納得しそうになりますが、1951年に断絶したということはそれまでは国交があったということでしょうか。中国が成立したのが1949年ですから2年間は国交があったということになります。そして、中国が国交回復の条件としているのが、台湾との断交と中国への内政不干渉です。一つの中国は中国の国是であり、それをとやかく言うつもりはありませんが、バチカン市国であれば宗教を否定する共産主義国家と国交を結ぶために、民主主義(国?といっていいかどうかは明言しません)で、宗教の自由のある台湾を切り捨てるようなことはやって欲しくないと思います。

 日本は現在形式上は台湾と国交はなく、一つの中国を是認して中華人民共和国と外交関係を結んでいますが、台湾との経済や文化の交流はありますし同じ民主主義という制度の下に人々の暮らしがあることからより近い感じを持ちます。国交のある中国の潜水艦が日本の領海を侵犯したときに、真っ先に日本に連絡をして警戒を呼びかけたのは国交のない台湾政府でした。

 中国がバチカンに対して出している条件の二つ目の内政不干渉は、簡単に言えば布教をするなということです。バチカンにとっては、中国はカトリック信者を増やすいい市場に映るのでしょうが、下手な条件をつけて国交を結んでも無駄なだけです。

 バチカンには一つの中国を否定も肯定もせず、何食わぬ顔をして中国とも台湾とも付き合っていって欲しいものだなと希望します。

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