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2005.06.01

輸出関税

 関税と聞くと、輸入されて入ってくるものにかかる税金とばかり思っていましたが、輸出関税というものがあることを知りました。これは、中国の財政省が繊維製品の輸出課税を撤廃するという報道で知ったのですが、要は輸出急増の自主規制の方法かとみれば、輸出国である中国がこれを撤廃しても、輸入国がその分を含めて「輸入」関税をかければ、同じ効果は得られるはずです。

 でも、輸出関税は自主規制以外にどんな場合に使われるのか検索して調べてみると、輸出したくないのに「モノ」が外国に売られてしまう場合に使えることがわかりました。ロシアでは、穀物が不作だった年には輸出によって国内の穀物の不足に拍車がかかり、パンの価格が高騰することを防ぐために輸出関税をかけるということです。

 輸出するほどの量を生産できて、国内に売るより海外で売ったほうが儲かるために、国内で品不足が起こるもの。こんなものにかけられる税金が輸出関税ということのようです。自主規制のためにかけられるのは、あくまで「自主」ですから中国がいやだといえばそれまででしょうがないようです。トヨタの車は、いまや7割方アメリカで作っていますから、輸出関税もかけられない。これで自動車摩擦が起きたらどんな摩擦なのか。アメリカでトヨタ車のボイコットをしても、困るのは米国トヨタで働いているアメリカ人ですし、トヨタ車だけに税金をかけることができたとしても、損をするのはアメリカの消費者です。

 中国の繊維製品が、本当にいいものならいくら規制をしても売れてしまうでしょうし、たいしたものでなければ、輸出関税をかけようがかけまいがいずれ脅威ではなくなるはずです。競争条件を整えるための、セーフガード(緊急輸入制限)だけあれば十分なのではないかと思います。

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