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2005.06.05

知識の少ない子供のよう

 アメリカのIBMを買収したレノボという会社は、中国の企業であり、デルというパソコンの安売り屋さんはアメリカの企業です。この二社の間でちょっとしたトラブルがあったといいます。(日経 IDG

 デルの従業員が、「レノボは中国政府にコントロールされており、レノボが買収したIBM製品を購入すれば中国政府を助けることになる」といった内容のメールをアメリカの顧客に送って送っていたといいます。当然、何の裏付けもなく、自社製品の売込みを目的とするものであったことを当のデルも認めて謝罪しています。が、このいい回し、どこかで聞いたような気がします。

 私が思ったのは、中国の反日暴動のときに日本製品の不買運動を唱えた輩が、日本製品を買うと軍国主義の日本政府を助けることになるといっていた論理と大差ないものに聞こえます。日本製品の不買運動は、すぐに治まったようでしたが、愛国無罪のせいでしょうか誰も謝りもせず、破壊行為にまで発展しました。

 「被害者は受けた傷を忘れないものだが、加害者はすぐに忘れる」、とは中国が言っていることです。これだけ緊密になった国際社会の中で生きているわけですから、どこの国でも、誰であっても被害者にもなれば加害者にもなります。60年も前の自ら体験さえしていない過去の出来事もって、暴力さえ使って糾弾しながらついこの間の自分の小さな誤りに気がつかないのは、余程物忘れがひどいのか情報が入っていないかのどちらかでしょう。

 情報統制している国の国民は気の毒ではありますが、彼らの言うことなど聞いていては正しいことが歪められて不正がはびこる世の中に陥りかねません。一見理路整然と話していても、世の中のことを何も知らない子供が大人びた口調で知ったかぶりをしていることと変わりません。終戦直後の日本国民をマッカーサーは12歳の子供といったそうですが、今の中国の国民はそれ以下といっていいと思います。

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