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2005.09.22

休眠口座

 1,000円未満でATMで引き出せない程度の金額だと、解約手続きが面倒でそのままにしている銀行口座が確かあったような気がします。残高が0でそのままにした口座もあったかも・・・残高が0でも油断はできません。利息がついていて、0だと思っていたのが実は何円か残っていたりしますから。

 銀行の休眠口座とはどのくらいあるのでしょうか。最近新たに設立された銀行でなければかなりの口座数になるのではないでしょうか。イギリスで、『銀行の「長期休眠預金」を慈善事業に振り向け』ということが検討されているということです。預金だけではなく、保険・投信も含めてその額がイギリスでは3兆円にもなるということです。日本ではどのくらいになるのかは知りませんが、イギリスで3兆円なら日本でも同じくらいか、多分それ以上にあるような気もします。

 休眠口座の資金でも、厳密には10年もすれば時効で銀行のものになるはずですが、休眠口座とか睡眠口座といった口座でも預金者が請求すれば、銀行は時効を主張することなくきちんと払い戻しているようです。ただ、口座を維持するにも費用はかかりますから手数料を徴収しようという銀行もあるようですが、手数料を取ると明示する以前に開設された口座が休眠口座になっても手数料は取らないということです。これからできる口座が休眠にならなくなっても、既にある口座が休眠になることは十分ありえます。休眠口座を整理して、数兆円もの資金が捻出されるのであれば、これを何らかの有効な使い道を考えてみてもいいのではないかと思います。

 休眠口座は銀行ばかりではなく、これから民営化される郵便貯金にもかなりの額が眠っていることが予想されます。民営化されれば預金保険に加入するために名寄せをするはずです。その際に休眠口座を特定して、催告の上で郵貯銀行で吸い上げて預貯金者へ還元することも考えていいのではないでしょうか。休眠口座を放っておけば費用がかかるのなら、放置すべきではないでしょうし、その資金はもともと預貯金者のものであったことを鑑みれば預貯金者のために使う。こんなことをすれば民営化されても郵貯は支持されるでしょうし、既存の民間銀行も見習えば民営化の一つの意義ともいえるでしょう。

 細かいことでも塵も積もれば山となります。ポーズであっても小さなことを大切にする姿勢を示せば、その金融機関は大きな共感を得られるように思います。

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2005.09.15

公職選挙法改正にはIT活用を

 海外に住む日本人の選挙で、比例区だけでなく選挙区でも投票できない現状は違憲だという判断が最高裁で示されました。これを受けて首相も公職選挙法を改正する意向ということですが、私はこれによって選挙活動のIT化が進むのではないかと期待しています。先日の選挙で、選挙活動にHPやブログなどが使えないのはおかしいのではないか、といったことが話題になっていました。海外の有権者に対して小選挙区の候補者が自らの政見を訴える方法として、インターネットは有効な手段だと思います。

 今度の公選法の改正に当たっては、対応のために外務省の在外公館の人員増員が当然検討されるでしょうが、公務員を増やすのは極力最小限に抑えて欲しいというのが民意です。その民意に答える手段がIT技術なのではないかと思います。インターネット接続可能な国や地域では、邦人に小選挙区選挙が実施されてもそれほど多くの人手を必要としないはずです。本当に人手が必要なところは、インターネットなどが使えないような辺境ともいえるような地域です。

 このことは日本国内においても同様だと思います。過疎地域ほど手間のかかる行政サービスが必要で、都会であるほど手間をかけずに行政サービスは提供できるはずです。当然のことですが、過疎地でもITを導入する費用が人件費より安ければ、積極的に導入して人手を省くべきことは言うまでもありません。その上で必要な地域には多額の税金を使ってでも手間のかかる行政サービスを提供しなければなりません。人手をかけるところと省くところを間違えなければ、人口が減少しようとそれほど深刻な問題ではなく、まだまだこの国は大丈夫だろうと思っています。

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2005.09.12

意外だったこと=左翼政党の議席維持

 自民党が単独で安定多数、公明党とあわせて与党で2/3以上の議席を確保したことも意外でしたけれども、共産・社民の左翼政党が議席を減らすことなく健闘していたのも意外な感じでした。といっても共産党は組織票がしっかりしていそうですし、「確かな野党が必要です」というキャッチフレーズもうまいところをついていたので、無難な結果なのかもしれません。驚かされたのは社民党です。

 こういっては失礼ですが、社民党は演説は学芸会のお稽古みたいだし、テレビの討論会でもまともにしゃべれない。副党首が逃げ出すようではなくなってもしょうがない党だと見ていました。多少のプラスに触れた誤差はあっても現状維持できたということは、左翼に共感を覚える一定人のの支持があったということなのでしょう。

 社民党に一人だけ小選挙区での当選者がいますが、共産党はすべて比例区での当選者です。投票率をもっとも議席数に反映するのが比例区ですから、かなりラフではありますが共産党と社民党の当選者数は日本の左翼政党支持者の割合を表わしていると見ることもできるのかもしれません。480議席中、共産党が9議席で社民党が7議席です。両党あわせて16ですから、率にして約3%。民主党にもかなり左寄りに人はいるでしょうから、左翼支持者が3%しかいないとはいえないでしょうが、左翼政党の支持者ということではこんなものなのかと思います。

 それにしても、護憲の一点張りであまり現実的とは思えない、時代錯誤かと思ってしまう社民党ですが、6~7議席は減りようのない議席数ということなのでしょうか。小選挙区制のみでは、このような少数政党では生き残れない代わりに、今回の自民党のように地滑り的大勝利をもたらして、少数政党がキャスティングボードを握ることをさせない傾向もあります。そう考えると、小選挙区比例代表並立制で、小選挙区を重視しながら少数派も議席を獲得できる現行制度は良くできた制度といえるのかもしれません。社民・共産がこれ以上増えることは望みませんが、減ることもまた少数意見が無視されているということで問題です。国民新党などのあまりに小さな政党は、郵政法案が終わってしまえば自民党との違いもそんなになさそうですから、政策面ではあまり存在意義もなさそうです。そのような少数派ではなくて、全く世の中の見方の違う少数派は、それなりに意義を持つものとしてその主張を聞いておくことは必要なのでしょう。 

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2005.09.05

財布の小銭

 電子マネーの普及で硬貨の流通量が減っているといいます。(硬貨流通、初の減少・7月末、電子マネーなど普及映す )その昔、消費税導入の頃、財布に小銭がやたらと増えて煩わしいと感じていたのが17年経ってようやく快方に向かうということでしょうか。でも今の感覚では、あの当時感じた煩わしさほどではないような気がしています。慣れもあるでしょうし、税率が3%から5%になっていくぶんキリが良くなったせいもあるかもしれません。というより、考えてみれば以前より財布の中にプリペイドカードなるものを入れるようになったと思います。私は交通機関に乗る時の小銭のわずらわしさが嫌いなので、スイカにパスネットカード、最近はほとんど乗らないのにバスカードもあります。市バスの回数券もプリペイドカードのようなものです。やはり慣れなどというよりは、確かに財布の小銭は減ってきたのだと思います。

 まだ学生の頃だったでしょうか、バスに飛び乗ったはいいのですが五千円札しかもっていなかったことがありました。料金先払いで乗ったと同時くらいにバスが出たものですから、走り出した後に運転手さんにおずおずと五千円札しかないといったら怒られたことがあります。
「バスに乗るときは小銭をご用意くださいといつも言ってるよね。」
「五千円札しか持たずにバスに乗るのは非常識じゃないの。」
当時は言い返すこともできず、とりあえず運転席のそばで申し訳なさそうに立っていて、降りる停留所が近づいたところで、「次ぎ降りるのですが」といったら、結局は料金を払わずに降ろしてくれたことがありました。

 JR東日本はスイカ普及にJCB、UCと組むといいます。(JR東日本、「スイカ」普及へJCB・UCと組む )JCBやUCが加盟店にスイカの取り扱いを紹介するということです。家電販売店なら、テレビを買うときはクレジットカードを使い、リモコンの電池だけを買うならスイカを使うといった棲み分けでしょうか。スイカが駅中のコンビニなど以外でも使えるようになることは歓迎です。できればスイカへの資金の入金を、現金やビューカードだけではなく、JCBやUCなどのクレジットカード、あるいはキャッシュカードが使えるようになればさらに使いやすいと思います。それと残高がわかるような仕組みも欲しいですね。

 1万円未満くらいの金額をキャッシュレスで決済するならクレジットカードよりもデビットカードやプリペイドカードのほうがニーズは高いような気がします。私の感覚では、クレジットカードは持ち歩くにはちょっと危険かなと思うような金額の支払に、プリペイドカードは煩わしいと感じる小銭の支払に使うという感じでした。しかし、最近はプリペイドカードへのチャージが面倒だなと感じます。クレジットカードは使うだけで銀行口座での決済に何かする必要はありません。プリペイドカードは小銭入れ感覚なだけに口座から現金を下ろしてプリペイドカードを購入するとか、スイカなどにチャージする手間がかかります。

 とすると、その手間の要らないデビットカードがいいのかというとそうでもありません。どうも財布に入っているお金は全部使ってしまうという習性のある私は、こずかい以外の資金も入っている口座を財布代わりに使う勇気はありません。やはり、手間はかけても資金をチャ-ジするほうが安心できます。「面倒だ」などと言ってはいけないようです。ところで、数年前に始まったJ-Debitはどのくらい普及しているのでしょうか。私はまだ数えるほどしか使った記憶がありません。ここ1~2年はまったく使っていないような気もします。恐らく、クレジットカードとプリペイドカードの中間の金額層がデビットカードの狙っていた利用金額帯なのでしょうが、スイカなどの利用店舗が増えていけば、そちらに食われてしまうように思います。もっともキャッシュカードのIC化で、キャッシュカードにプリペイドカードが乗っかるようなほうが使い勝手はいいのかもしれません。

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2005.09.01

どっちになろうと

 民主党の岡田さんは、郵貯・簡保は「将来は民営化、ないしは廃止」といって民営化をまったく否定しているわけではないようです。岡田さんが重要という年金について、小泉首相は「(国民年金も含めた)一元化が望ましい」といっています。どちらも主張にそんなに違いがあるわけではなさそうです。最終的に目指すところは多分同じなのだろうと思います。

 同じ目標地点へ行く経路が違うだけといえるようです。ただ、目標まで最短距離を通ることが良いわけでも、最速で到達することが良いわけでもないと思います。内政の目標への最短コースを通るために、外交のコースをはずれては困ったことになるでしょうし、あまりに早いスピードで走られても国民が振り落とされないとも限りません。

 どちらがいいかは、多分に好みの問題になるのかもしれません。どちらのコースを通っても行き着く先が同じなら、仮に自分の好みではないコースを通ってもまだ安心できます。だから投票は、「好き嫌い」とか「どれだけ楽しませてくれたか」といったことが基準になってもおかしくはありません。不真面目でも投げやりでもなく、国民みんなでいい国にして行こうということで一本筋が通っていれば、結果が出た後で自分の好みじゃないから邪魔をするようなことはないはずです。できることなら、それぞれのルートの特徴を知っておいたほうがいいでしょう。山側を通るのなら落石に注意が必要ですし、海側を通るなら海に落ちないよう気をつけなければなりません。

 どちらも過半数を取れずに、違う地点を目標とする少数派がキャスティングボードを握ることが最悪な事態かもしれません。山を通るのも海を通るのもどちらでも構わなければ、どちらも過半数を取れない状況にならないようにすること、これが判断基準となり得ます。無党派層と言われる人たちもこういう基準で判断するなら、結局は多くの人を惹きつける、より多くの人の「好み」に収束していくのだろうと思います。

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