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2005.09.12

意外だったこと=左翼政党の議席維持

 自民党が単独で安定多数、公明党とあわせて与党で2/3以上の議席を確保したことも意外でしたけれども、共産・社民の左翼政党が議席を減らすことなく健闘していたのも意外な感じでした。といっても共産党は組織票がしっかりしていそうですし、「確かな野党が必要です」というキャッチフレーズもうまいところをついていたので、無難な結果なのかもしれません。驚かされたのは社民党です。

 こういっては失礼ですが、社民党は演説は学芸会のお稽古みたいだし、テレビの討論会でもまともにしゃべれない。副党首が逃げ出すようではなくなってもしょうがない党だと見ていました。多少のプラスに触れた誤差はあっても現状維持できたということは、左翼に共感を覚える一定人のの支持があったということなのでしょう。

 社民党に一人だけ小選挙区での当選者がいますが、共産党はすべて比例区での当選者です。投票率をもっとも議席数に反映するのが比例区ですから、かなりラフではありますが共産党と社民党の当選者数は日本の左翼政党支持者の割合を表わしていると見ることもできるのかもしれません。480議席中、共産党が9議席で社民党が7議席です。両党あわせて16ですから、率にして約3%。民主党にもかなり左寄りに人はいるでしょうから、左翼支持者が3%しかいないとはいえないでしょうが、左翼政党の支持者ということではこんなものなのかと思います。

 それにしても、護憲の一点張りであまり現実的とは思えない、時代錯誤かと思ってしまう社民党ですが、6~7議席は減りようのない議席数ということなのでしょうか。小選挙区制のみでは、このような少数政党では生き残れない代わりに、今回の自民党のように地滑り的大勝利をもたらして、少数政党がキャスティングボードを握ることをさせない傾向もあります。そう考えると、小選挙区比例代表並立制で、小選挙区を重視しながら少数派も議席を獲得できる現行制度は良くできた制度といえるのかもしれません。社民・共産がこれ以上増えることは望みませんが、減ることもまた少数意見が無視されているということで問題です。国民新党などのあまりに小さな政党は、郵政法案が終わってしまえば自民党との違いもそんなになさそうですから、政策面ではあまり存在意義もなさそうです。そのような少数派ではなくて、全く世の中の見方の違う少数派は、それなりに意義を持つものとしてその主張を聞いておくことは必要なのでしょう。 

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