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2006.02.25

若さと失敗について

 トリノ五輪では開催前、スケートボードなどの種目で10代の若い選手たちがマスコミでよく取り上げられ、私もその活躍に期待していました。若い選手たちはオリンピックの大舞台でよく頑張って、メダルには届かなかったものの、素晴らしい活躍をしてくれたと思います。ただオリンピックとは別の世界大会などではもっといい成績を出している選手もいることから、本当のの実力を発揮できていない選手もいるのではないかと思います。しかし10代で、しかも初めてのオリンピックでなかなか実力を十分に発揮することは難しいのだろうと思います。仮に実力を発揮できないことを失敗とするなら、若い選手たちの失敗は経験となって次につながる前向きの失敗であると思います。

 若いといえば、堀江などのライブドアの旧経営陣です。30代ですが企業経営者としては非常に若い。若いがゆえにコンプライアンスよりも儲けに走って失敗をしたのかもしれませんが、こちらの失敗は次につながるようなものではありません。オリンピック選手なら失敗もいい経験といえますが、犯罪者に犯罪もいい経験だなどといわれてはたまりません。でも堀江らが罪を償って、再度ビジネス界で挑戦することも可能だろうと思います。しかし過去に犯罪を犯した事実は消えるものではありません。その反省に立った上での再挑戦でなければならないと思います。このことを十分に肝に銘じていなければ、再挑戦してもまた失敗するでしょうし、何より周囲から受け入れられないはずです。

 さて、もうひとつの若さによる失敗といわれているのが民主党の執行部です。メール疑惑の裏を取らずに騒ぎ立てて、その責任を問われる事態になっています。経験のある執行部なら組織として動いて、メールの信憑性を確認したり疑惑を証明する別の方法も考えていただろうといわれています。前原代表をはじめとする若い執行部の未熟さが露呈したということです。そうなのかもしれません。ところで、この失敗は前向きの失敗なのでしょうか、犯罪と同様の失敗なのでしょうか。

 良い失敗と悪い失敗に分けるなら、良い失敗はルールを守ってフェアに行動してその結果として失敗するものだし、悪い失敗は法律違反などルール無視のアンフェアな行動による失敗だということなのではないかと思います。だとすると、民主党の永田議員や前原代表たちは、フェアに行動したといえるのかどうか。本人たちの見解と傍から見た見解は違うかもしれませんが、失敗に対する反省だけは真摯に行わないと、ますます見苦しいだけで信頼できない政治屋集団と私の眼には写ってしまいます。

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2006.02.11

皇位継承問題は今こそ積極的に議論すべき

 紀子さまのご懐妊で、とりあえず皇室典範改正法案の提出も先送りになるようで、女系を認めるかどうはご出産の結果を待ってからという雰囲気になっているようです。でも、秋篠宮家の三番目のお子様の性別で、皇位継承の仕方が決まるものでもないだろうと思います。紀子さまには男の子であれ、女の子であれ、無事に元気なお子様をご出産されることを望みたいと思います。しかしそれと皇室典範の改正問題とは別のことです。

 私は女系天皇には反対なのですが、テレビのニュースなどを見ていると、反対派の国会議員が、「しばらくこの問題は封印だ」などといっていましたが、それは認識が間違っていると思います。小泉首相が皇室典範の改正法案の提出を見送ることで、ようやくしっかりとした議論ができる環境が整ったというのが今の状況です。ろくな議論もせずに多数決で決められてしまう心配がなくなったということです。ここでしっかりとした議論をしておかなければ、紀子さまのご出産後、もしお生まれになったお子様が女の子であれば、再び女系天皇を認める勢力が勢いを増して、そのような改正が現実のものになりかねません。

 改めて言います。皇位継承の仕方は、今回の紀子さまのご出産と何ら関係ありません。あってはならないと思います。秋篠宮家の第三子の性別に関わらず、皇位継承はどうするのか、しっかりとした議論をするよう、国会議員にもマスコミにもお願いしたいと思います。男系のみの継承ではいずれ天皇制の維持が難しくなると首相は言います。しかし、古来2千年以上、あるいはそれに近い年数を男系で維持してきた実績があります。これを安易に変更する懸念はとりあえず遠のいたことは喜ばしいのですが、まだしっかりとした議論がなされていないことを忘れてはいけません。

 どうやっても男系でつなげないのならともかく、やりようがあるのですから検討してみることは必要だろうと思います。旧宮家の方々は、皇籍を離れて60年にもなり、若い方は生まれてからずっと民間人であって、民間人がいきなり皇族、そしていずれは天皇になることは国民感情としてどうかという話も聞きます。でもどうなのでしょうか。ついこの間まで「開かれた皇室」が望ましいといっていたのは、多くの国民の総意ではなかったのでしょうか。開かれた皇室にするためには、生まれてからずっと皇族である方々だけで構成されるよりも、中には民間人の経験のある皇族の方もいたほうがより良いと思います。しかも民間経験のある天皇であれば、より一層、国民も皇室に親近感を持つかもしれません。もちろん旧宮家の対象となる方の承諾があることが前提ですけれども。

 将来的には国民の意識も変化するでしょうし、伝統を継続することが真に不可能になることもあるかもしれません。それが今なのかどうかはわかりません。皇太子殿下の次の皇位継承者が誰になるかは、多くの国民の関心事です。私は21世紀初頭の国民の総意の結論は、男系維持であるという記録を残しておくことは必要なことではないかと考えています。

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