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2006.02.11

皇位継承問題は今こそ積極的に議論すべき

 紀子さまのご懐妊で、とりあえず皇室典範改正法案の提出も先送りになるようで、女系を認めるかどうはご出産の結果を待ってからという雰囲気になっているようです。でも、秋篠宮家の三番目のお子様の性別で、皇位継承の仕方が決まるものでもないだろうと思います。紀子さまには男の子であれ、女の子であれ、無事に元気なお子様をご出産されることを望みたいと思います。しかしそれと皇室典範の改正問題とは別のことです。

 私は女系天皇には反対なのですが、テレビのニュースなどを見ていると、反対派の国会議員が、「しばらくこの問題は封印だ」などといっていましたが、それは認識が間違っていると思います。小泉首相が皇室典範の改正法案の提出を見送ることで、ようやくしっかりとした議論ができる環境が整ったというのが今の状況です。ろくな議論もせずに多数決で決められてしまう心配がなくなったということです。ここでしっかりとした議論をしておかなければ、紀子さまのご出産後、もしお生まれになったお子様が女の子であれば、再び女系天皇を認める勢力が勢いを増して、そのような改正が現実のものになりかねません。

 改めて言います。皇位継承の仕方は、今回の紀子さまのご出産と何ら関係ありません。あってはならないと思います。秋篠宮家の第三子の性別に関わらず、皇位継承はどうするのか、しっかりとした議論をするよう、国会議員にもマスコミにもお願いしたいと思います。男系のみの継承ではいずれ天皇制の維持が難しくなると首相は言います。しかし、古来2千年以上、あるいはそれに近い年数を男系で維持してきた実績があります。これを安易に変更する懸念はとりあえず遠のいたことは喜ばしいのですが、まだしっかりとした議論がなされていないことを忘れてはいけません。

 どうやっても男系でつなげないのならともかく、やりようがあるのですから検討してみることは必要だろうと思います。旧宮家の方々は、皇籍を離れて60年にもなり、若い方は生まれてからずっと民間人であって、民間人がいきなり皇族、そしていずれは天皇になることは国民感情としてどうかという話も聞きます。でもどうなのでしょうか。ついこの間まで「開かれた皇室」が望ましいといっていたのは、多くの国民の総意ではなかったのでしょうか。開かれた皇室にするためには、生まれてからずっと皇族である方々だけで構成されるよりも、中には民間人の経験のある皇族の方もいたほうがより良いと思います。しかも民間経験のある天皇であれば、より一層、国民も皇室に親近感を持つかもしれません。もちろん旧宮家の対象となる方の承諾があることが前提ですけれども。

 将来的には国民の意識も変化するでしょうし、伝統を継続することが真に不可能になることもあるかもしれません。それが今なのかどうかはわかりません。皇太子殿下の次の皇位継承者が誰になるかは、多くの国民の関心事です。私は21世紀初頭の国民の総意の結論は、男系維持であるという記録を残しておくことは必要なことではないかと考えています。

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Comments

他にもいろいろな制約を担っておられるお立場の皇室には後継者難のお悩みは察するに余りあるものがあると思います。それを解決するための最良の方法が第一子相続です。どんなに努力しても子供がが出来ない悩みは皇室に限らず下世話のものにも大変な精神的な苦痛を伴うものです。広い心を持ってそれを認めることが皇室に敬愛を持つ国民の義務ではないでしょうか。

Posted by: 言いたい放題 | 2006.02.11 at 11:36

言いたい放題さん、コメントありがとうございます。後継者難の悩みを解決する最良の方法が第一子相続だというご認識ですが、私はいくつかある解決方法のひとつに過ぎないと思います。どういう解決方法がいいのかを議論することが必要なのではないかと思います。

Posted by: tomorin | 2006.02.11 at 11:58

 コメントを有り難うございます。
 民主主義が根付くような議論を望んでいます。どちらかでなければならないという話しではないと思っているのですが、どういう風に話が進みますかね。

Posted by: hide | 2006.02.11 at 16:36

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