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2007.02.07

怪しげな民主主義

 野党欠席のまま補正予算案は可決されましたが、速やかに可決されたことは良かったと思います。国会の審議を拒否する野党には、その理由はどうであれ、ウンザリさせられるのですが、昨年の集中豪雨などの災害対策やいじめ・児童虐待の対策など一刻も早く成立が望まれる補正予算が成立してみると、野党のボイコットは速やかな成立のための高等戦術なのではないかとも思えてきます。もし野党議員がまともに国会に出てきて柳沢発言を取り上げていろいろイチャモンをつければ、もしかしたら数日から1週間前後は補正予算の成立は遅れていたかもしれません。

 そのためでしょうか、来年度予算の審議には野党は出てくるようです。来年度予算は最悪の場合年度内に成立すればいいと考えれば、閣僚の揚げ足をとって揉めるようなことをしても、今月いっぱいは衆議院でひと暴れできますし、参議院でもさらに30日はつまらないことを取り上げて、ネチネチと政権のイメージダウンを図ることはできます。子どもを二人以上持ちたいという希望が健全かどうかは知りませんが、これもまた失言というに至っては、全くくだらない言いがかりであり、六本木や渋谷で揉めているヤクザのいざこざと大差ないように思えてきます。

 だいたい愛知県の知事選と、北九州市の市長選で柳沢厚生労働大臣の進退が決まるかのようなことは変な話です。日本で一番経済が好調な県の知事選挙と、アジアに向けて飛躍著しい九州の政令指定都市の市長選挙の結果で、どうしようもない失言をした大臣の進退を決めるなどレベルの違う話を無理やりこじつけています。実際に出口調査によりますと、「産む機械」といわれた女性の票が与党候補から離れたといった事実はなく、むしろ男性よりも女性のほうが与党候補に投票しているという結果になっています。くだらない厚生労働大臣の失言よりも、これから4年間の地方行政を重視したということで、極めて賢明な選択だと思います。

 これをこじつけるのは、まるで古代のシャーマニズムでクニを治めていたかのように、占いか何かで政策を決めることと大差ないように思います。古代のシャーマニズムは、占いの結果はシャーマンだけがその意味を理解し得たわけですが、現代は与野党双方の政治家たちやマスコミがいろいろに解釈しています。これで辞めるべきだ、辞めなくていいなどというのはバカバカしい。一人のシャーマンだけが決める独裁でない点が、この国の政治家やマスコミが言う民主主義なのかもしれませんが、所詮は怪しげなシャーマニズムデモクラシーでしかないのが、この国の民主政治なのかもしれません。

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Comments

ちわっ!
ふむふむ。。。難しい。。。
民主主義って、民主主義じゃない国で暮らしてみないと、
実感できないものなのかなぁ~
なんて最近思う。
「産む機械」って口に出さないだけで、
そう思ってる男性って周りにもいそうだよ・・・
引きずり降ろそうと思ってる人にとっては、発言の内容なんて何でもいいんだろうなぁ~

Posted by: yayoi | 2007.02.18 at 19:43

yayoiちゃんこんちはっ!
もし周りに「産む機械」って思っている人がいたら、操縦するのが難しい、あるいはもう操縦不能と思わせてやれば。
僕は産む機械とは思ってないけど、難しいとは思っています。

Posted by: tomorin | 2007.02.18 at 20:38

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