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2007.03.28

北朝鮮資金移管問題注目点

 どこの銀行が汚れた資金を受け入れるのでしょうか。これには結構注目しています。中国銀行が受け入れを拒否したというのを聞いて、なかなかやるなと思いました。元は国営であった銀行だそうですが、いうべきことは言えるんだと感心しました。これが日本の銀行なら、政治問題で決まったことならしょうがないと受け入れたのではないか思います。しかし今や国際的に展開する銀行では、政治的に決まったことでも犯罪にかかわる資金に手を染めると信用を失墜するということなのでしょう。そのリスクを冒せるのはどこなのか、どこの銀行が受け入れるのか、受け入れた後その銀行の信用はどうなるのか注目です。

「北朝鮮は資金を北朝鮮内の銀行でなく、外国の銀行に口座を開いておくことを望んでいる」

 韓国政府関係者の発言ですが、2500万ドルといわれる資金を北朝鮮国内に戻す意思がないということは、北朝鮮国内では使い道がないということなのでしょう。北朝鮮では、約30億円の資金があってもそれに見合った“モノ”がないということです。将軍様の贅沢品も外国から買うしかないけれども、経済制裁で贅沢品は入ってこないから海外で買って海外で使うか、闇ルートで北朝鮮に持ち込むしかありません。そのためには資金は海外に置いておいた方がいいということです。

 アメリカの金融制裁解除は政策としてどうかと思っていますが、解除してもかなり効果はあるようです。国際金融が正常に機能しているから、アメリカで政策の誤りがあってもそれを補って金融制裁の効果を持続させています。どこまでその効果を持続させることができるのか、経済はどのくらいまで政治の誤りをカバーでき得るものか、これにも注目しています。

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