« August 2007 | Main | October 2007 »

2007.09.24

赤トンボ

070924_2  朝の散歩に行こうとしたところ、マンションの通路の手すりに赤トンボが止まっていました。近頃ではあまり見かけなくなっただけに、赤い色が新鮮に見えました。

 今朝涼し 目を覚ましたら 赤とんぼ

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2007.09.18

格差是正とはいうものの

 奨学金の返済で滞納額が2千億円を超え、この7年で倍増したといいます。(奨学金滞納、2000億円超す・06年度)貸出総額は4兆7243億円に上るということなので、滞納率は4%強、10~15%になるサブプライムローンの延滞率よりはマシですが、けっして褒められたことではありません。

 滞納の原因について、報道によると

給食費や保育料などの滞納と同じく、利用者のモラルが低下していることが一因とみられる。

とあります。今日の朝日新聞には、保育料について払わないのではなく払えない人もいるという主旨の記事が出ていました。ただ、あまりに重箱の隅をつつくような、特殊なケースを引っ張り出して払えない人もいるんだと言っているような印象は拭えません。

 私も20年ほど前に、育英会の無利子の奨学金を受けていました。これらの記事を見て、そういえばと思って引き出しの中を探してみたら、奨学生手帳が出てきました。大学に入学した頃の、まだ10代の自分の写真が貼ってあって、20年も経つとずい分とくたびれるものだなと思いました。初々しいのは自分の顔だけではなく、その手帳自体もまだきれいです。手帳といっても、奨学金の支給や返済についての規則が書かれているだけのものでしたから、学生の頃からほとんど開いてみたこともなかったことを思い出しました。いま見て見ると、返済が困難になった場合は申し出によって返済を猶予できるといったことが書いてあったりして、「払わないのではなく払えないのならちゃんと手続きをとるべきだよな」などと思ったりします。

 それから自分が受けていた奨学金の額も出ていました。「そういえばそうだ、毎月31000円だったなあ。」などと懐かしく思い出します。この金額を大学1年の7月から卒業まで、合計45ヵ月間支給されていましたから、総額139万5千円を貸与されていたことになります。就職してから数年は、毎回10万円に近かったように思いますが、毎年返済していました。当時は一括して繰り上げて返済すると、繰り上げた金額の1割が戻ってくるという制度がありましたので、ある程度の蓄えができた時点で一括して返済してしまいました。無利子で貸してくれたうえに、約1割ほど負けてくれるのですから「ありがたいな」と思ったのを憶えています。

 格差是正ということが言われますが、教育機会の不均衡は重大な格差であろうと思います。その対策として奨学金制度の充実は大切なはずなのですが、返済の滞納で税金を使わざるを得ず、奨学金事業そのものの見直しを検討せざるを得ない状況だということです。格差是正を求めるのも国民なら、格差是正のための制度を喰い物にしているのも我々国民です。奨学金の返済を滞納したり、給食費や保育料を払わない人は、みんなで支えあうための制度をないがしろにするという意味で、年金保険料を横領する役人と変わるところはありません。盗っ人は牢屋へ入るべきですし、そういう盗っ人は何も年金の周りにばかりいるわけではありません。格差是正を本気で求めるのなら、盗っ人を牢屋へ入れることから始めたほうがいいのではないでしょうか。

| | Comments (0) | TrackBack (2)

2007.09.10

演出不足ではないか

 安倍首相のインド洋での海上自衛隊の給油活動を継続できなければ退陣との発言は、もう少し演出を入れてもよかったのではないかと思います。確かに野党が指摘するように、国会審議中に期限切れとなって自衛隊が一度戻ってきて、国会の会期を延長して衆議院の2/3の勢力を使って可決させるつもりだとしても、一国の首相が国際会議に出席して各国のトップに給油継続を約束した上での進退を賭けるという発言です。如何に必死かをアピールするいい機会だったのではないかと思います。

 思い出すのは小泉前首相の一昨年の郵政解散のときの演説です。20050808_kaiken 郵政民営化について、衆院は可決して参院で否決したのに衆院を解散して民意を問うという、大方の人がありえないと考えたことを強行して、理に適っていないという批判も覚悟の選挙に臨むに当たっての演説でした。

 あの時も郵政民営化についての世論の賛否は、半々くらいに割れていたはずです。それを衆院選で与党が2/3を超す圧勝をした要因は、何が何でもやり遂げるという総理の固い意思が国民に伝わったからではないかと思っています。

 今回のテロ特措法延長問題は、安倍首相が進退を欠けて取り組むに値する内容です。NHKの世論調査によりますと、給油活動への賛否はともに27%と割れています。小泉前首相と違って、安倍総理の求心力はすでに失われているかもしれませんが、もっと大演説をぶっていかに給油活動が大切か、日本の国際貢献をどう考えるのか、湾岸戦争の忸怩たる思いにまでさかのぼって国民に訴えかけてもよかったのではないかと思っています。

 シドニーでの会見だったのでなかなか大掛かりなことはできなかったのかもしれませんが、今日の国会での所信表明演説にしても物足りなさは否めません。それに野党の余計な野次がない分、海外のほうが気持ちよく演説もできそうなものだという気もしました。せっかくの機会を逃したようで、物足りないのと同時に気の毒にも感じました。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

« August 2007 | Main | October 2007 »